◇◆センセイは俺の!◆◇
「美波先生のこと、好きなの?」
「・・・」
瞳に聞かれて、気づいた。
俺って、みーちゃんのこと好きなのか?
いや、でも、抱きしめちゃったのは、みーちゃんが弱ってたからで・・・
好きとかじゃない。
だって、目の前で女が泣いてたら、ほっとけねーじゃん。
そーゆーのだったんだよな。多分。
「別に、好きとかじゃない。」
「じゃあ、何でそんなに気まずいの?」
「それは・・・」
またぐずぐす考える俺。
俺なんで、こんなに困ってんだ?
別にみーちゃんに対して、恋愛感情とかないんなら、普通に保健室いきゃいいじゃんか。
なんかやけに客観的になってる自分。
すると、ちょうど昼休みが終わるチャイムがなった。
「なぁ。」
「んー?」
「コーヒー牛乳、買って。」
「もー、仕方ないなぁ…。ほら、買ってあげるから、教室いくよ!」
「うぃーっす。。」
やっぱ頼りになるのは、幼なじみのこいつだな…。
ーーーーー
「あ、売り切れ。ざんねん、大チャン。」
「ガァーンΣΣ。。」