◇◆ｾﾝｾｲは俺の！◆◇

「あ。」


「どうしたの？」



その、優越感とやらに浸ってると重大なことを思い出した。



急に思い出したもんだから、みーちゃんも何事かと心配そうに俺の顔を覗き込む。



「みーちゃん、俺テスト頑張ったよね？」


「え？えぇ、そうね。」


「じゃあさ、ちょーだい？」


「何を？」


「何って…ご褒美に決まってんじゃん♪」


「ご褒美って何がいいの？」


「ん～…基本的にはみーちゃんがくれるもんだったら何でもいいんだけど、まぁ…
みーちゃん自身でも全然OK！」



なぁんて、こんな事言ったら怒られる。



予想通り、みーちゃんは



「ば、ばか…/////。」



赤くなってポコポコ俺の胸を優しく叩く。


ははっ♪



冗談だよっ、笑ってそう言おうとした時だった…



――――――ﾁｭｯ



「これで…我慢して…？」



そう小さい声で囁いたみーちゃんに、可愛く俺の唇は奪われた。



これは夢？



いや、今感じたみーちゃんの柔らかい唇は本物だ。



ヤバい。これは最高にヤバい。



嬉しすぎて死にそう。