◇◆センセイは俺の!◆◇
突然入ってきたから、みーちゃんは驚いた顔でこっちをみた。
「おい、瞳お前誰が頭おか……」
「美波先生、大チャン相当ヤバそうなので、お願いしますね!じゃ、私はこれで。」
瞳は、それだけ一気に言うと、また勢いよく保健室から出ていった。
くそ、ウィンクして帰ってったし!
「角クン?頭ってどういう事?痛いの?クラクラするとか?」
がっくりしてる俺を心配するみーちゃん。いつもと変わらないみーちゃん。
「いや~、瞳の早とちりで。頭がおかしいなんていっつも何だけど。」
そう言って頭をポリポリ。。
チラッとみーちゃんを見ると、
「なんだぁ…、心配したじゃない。沖田さんも意外なところあるのね。」
ホッとした表情でそんな事をいうみーちゃんは、俺にイスに座るよう促した。
黙って、まるイスに座った。
「コーヒー飲まない?先生、淹れるのうまいのよ?」
そう言ってはにかむみーちゃん。
元気になったのかな…。