◇◆センセイは俺の!◆◇



あれから俺は、みーちゃんのお母さんの最後の言葉の意味をみつけようと必死で考えていた。



でも、どうしても分かんなかった。



そうこうしている間にも、何故かみーちゃんと俺の距離が少し開いたような気がする。



保健室へ行くことがあまりなくなった。



もちろん、みーちゃんへの想いが薄れてきたわけじゃない。



お母さんが亡くなって、一時期はものすごく落ち込んでたみーちゃんだけど…今はだいぶ元気になってきた。



はずだけど、
元気にみえるみーちゃんは…やっぱりなんか違う。



無理してる。



でも俺には弱さを見せない。



俺って…頼りない?




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