◇◆センセイは俺の!◆◇
真子ちゃんとタロウさんから慰められているところに、仕事を終えた凉さんが店にきた。
多分真子ちゃんと約束してたんだな。
2人が夕ご飯を食べるのに便乗して、俺もオムライスをパクつく。
「ちゃんと結論を出すことだな…。」
クールな顔して、オムライスを食う凉さんが言う。
むむ…
オムライスがカッコイイ食べ物に見える。
「凉さんはこんな悩みないんだろうな…」
「まぁな。」
「イヤミ。」
「フッ。」
「凉さんっ。」
俺をいじめる凉さんを黙らせることができるのは、きっと真子ちゃんだけかもしれない。
…きっと、
みーちゃんが心から頼れるのは…
俺はそこまで考えて、やめた。
泣きそうになるから。
俺…こんな泣き虫だっけ?
瞳に言えねーじゃん。