◇◆センセイは俺の!◆◇
寝たふりしながら俺は、同じだ…って思った。
瞳が泣いてたり悲しい思いをしてると、俺は多少無理してでも行動に移す。
でも、みーちゃんのことになると…
だけど…とか、でも…とか、ひどく弱っちくなってしまう。
結局行動に移せず、あとで後悔する。
そんなんじゃ…みーちゃんも頼りたくても頼れねぇか。
俺、もっと強くなんなきゃ…ダメじゃん。
みーちゃん守ってやれねぇじゃん。
ケータイのデータフォルダを開いて、一枚の写メを見つめていた。
そこには白衣を着て恥ずかしそうに笑いかけているみーちゃん。
“ごめん”
そう一言心んなかで呟いた…。