◇◆センセイは俺の!◆◇
無事、大学へ進めることが決まった俺。
テストもなければ、俺を縛る勉強もない…ということは?
なはぁ~ん♪
「遊び放題~♪♪」
―――――――・・・・・
「孝幸、クリスマス…仕事だよね。。」
「ん~…たぶんな。」
「だよね…」
「ごめんな。」
「ううん、仕方ないよ。
大丈夫、どうせ大チャンヒマだろうし誘ってみるよ。」
「そっか、でも夜は開けとけよ?」
「ん?」
「とびっきり甘い夜にしてやる。」
「ぅん////。」
おい。
おいこら。
そこのバカップル。
「だれかどーせヒマじゃ!!??」
聞いてりゃ俺はただの子守役!?
冗談じゃないよ、俺だって
「俺だって約束があるんだよっ!」
「え…?あ、大チャン。」
そう言って飛び出してきたのはいいけど、クリスマスカラーにイルミネーション…
見渡す限りカップルカップルカップル…
そして俺ひとり。
ぽつーん。泣きてぇ…
俺は1人虚しく、街をほっつき歩いていた。