◇◆センセイは俺の!◆◇


―――――
―――


「大輝くぅん…しよ?」


「いや、マキさんあの…」


「や?
…私のことキライになっちゃった?」


「いや…キライとか違うんすけど…」


「なぐさめて…。」



お酒でほろ酔い気分だった俺。
気づいたら、ベットでした。


そして、押し倒されマキさんが俺の上にまたがってる状況に至る。


どうする俺。
もうマキさんとはそういう関係にならないいつか決めていた。



「マキさ……………んっ。」



起き上がってマキさんを落ち着かせようとしたが、もうすでにスイッチの入ったマキさんの熱いキスで失敗に終わる。



寝室に俺とマキさんの荒い息遣いが響く。



久しぶりの濃厚キスと、
キスから感じ取られる
マキさんの隠された寂しさで…



一瞬、このままマキさんと…
そう考えてしまった。



でも、


――――――グイッ



俺はマキさんの肩を押し上げ、
唇を離した。


そしてそのまま上半身だけ起こし、俺の上に跨るマキさんを見つめた。




「ごめん、
俺…マキさんの事抱けない。」




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