◇◆センセイは俺の!◆◇
「俺の好きだった人もさぁ…
弱音吐かない人だったんだよね。
その人とマキさんちょっと似てる。」
俺がそう言うとマキさんは少し笑った。
つられて俺も笑った。
「私…いつも大輝くんに甘えて、Hして…誰かに頼りたかったのかも。」
「Hは無理だけど、頼りなよ。」
「うん…ありがと。」
「ん。じゃあ、マキさんもう寝な?
いろいろ疲れたっしょ。」
そう言って俺はベットから立ち上がる…
「大輝くん、帰っちゃうの?」
う…そんなうるうるした瞳で。。
寂しいんかな…?
「わかった。マキさん寝るまでいるよ。」
「添い寝してよぉ。」
「隙みて襲う気だな?」
なんて冗談交じりにベットへ座ると、マキさんは“バレたぁ?”なんていう。
隣りにごろんとする。
横向になると同じ目線のマキさんが俺を見つめてる。
「ねぇ大輝くん、1つわがまま聞いて?」
「もう2つ3つ目くらいじゃない?」
「ふふ、そうかも~。」
「なに?」
聞くと、マキさんは可愛くニッと笑って…
「腕枕して♪」
「腕枕?」
頷くマキさんの頭の下にとりあえず、腕をおいてあげる。
こんな感じだっけ?
するとマキさんは嬉しそうに、俺の二の腕に頬をすりすりして目を瞑った。
フッ、ちょっと笑ってる。
そんなに腕枕好きなんかなぁ?