◇◆センセイは俺の!◆◇
しばらくすると、スゥスゥと気持ちよさそうな寝息をたてるマキさん。
起こさないように、そっと腕を抜く。
起き上がると、サッとシーツをかけ直してあげた。
「おやすみ、マキさん。」
貴重なすっぴんマキさんの寝顔をありがたく拝み、寝室を出て玄関へ向かう。
と、
その頃から俺にある異変が起きていた。
靴を履き、立ちあがった瞬間…
――――ふらっ…
「あれ…?」
一瞬視界が真っ白になった。
ん?立ちくらみ?
てか、なんか体がだるいような…
風邪かなぁ…?
なんて軽く考えながら、とりあえず
マンションから出た…のはよかったけど、
――――――バタッ
あれ……?
なんか…車が…立って…る…?
てか…俺…倒れ……
そこで俺は意識を手放した。
―――――――――――
―――――――