◇◆センセイは俺の!◆◇



しばらくすると、スゥスゥと気持ちよさそうな寝息をたてるマキさん。


起こさないように、そっと腕を抜く。


起き上がると、サッとシーツをかけ直してあげた。



「おやすみ、マキさん。」



貴重なすっぴんマキさんの寝顔をありがたく拝み、寝室を出て玄関へ向かう。


と、
その頃から俺にある異変が起きていた。
靴を履き、立ちあがった瞬間…


――――ふらっ…



「あれ…?」



一瞬視界が真っ白になった。


ん?立ちくらみ?


てか、なんか体がだるいような…
風邪かなぁ…?


なんて軽く考えながら、とりあえず
マンションから出た…のはよかったけど、


――――――バタッ



あれ……?


なんか…車が…立って…る…?


てか…俺…倒れ……




そこで俺は意識を手放した。



―――――――――――
―――――――







< 343 / 413 >

この作品をシェア

pagetop