◇◆センセイは俺の!◆◇
唇を離すと、お互いの上がった息遣いが耳に入った。
俺より大人なのにあまりにも恥ずかしそうに見上げてくるみーちゃん…今までにないくらい愛おしく感じた。
俺は静かにベットから立ち上がると、部屋の角にあるスイッチを押した。
その瞬間、
部屋全体の電気は薄暗くなった。
ベット脇にある間接照明の柔らかな光だけで、ベットの周りだけふわぁっと明るくなった。
その柔らかな光の中で、ちょこんとベットの中心で俺を見つめるみーちゃん…
やばい…綺麗だ。
俺がフッと笑いかけると俯いてしまった。
照れてるし、可愛い。
上着を脱ぎ捨てネクタイを緩めながらベットへたどり着くと、みーちゃんのでこにそっとキスを1つ落とす。
「今ならやめれるよ…?」
「ううん、やめないで…?」
その返事を聞くのと同時に、
俺はゆっくりとみーちゃんを押し倒した。
“今ならやめられる”
そんなこと聞いといて、
本心ではもう…止められる訳なかった。
でも、もし嫌だと言われたら俺はやめる。
大事な女は…大切にしたい。
そう心のなかで呟きながら、
お互いの気持ちを確かめ合うかのように…
―――――――深く深く…キスをした。