◇◆センセイは俺の!◆◇
俺のなかで、除夜のかねのような思い鐘の音がした・・・。。
一瞬にして、思春期真っ只中の純粋ボーイの恋心は…ズタズタに。。
そんな俺をよそに…
車のなかの2人は、さらにエスカレートしていった。
若い男の手は、マキさんの開いた胸元へと侵入していった。
そのまま、マキさんの豊かな胸をいやらしく揉みだした。。
マキさんも、その気で熱くキスを交わす。
俺は、ひたすら走って家路につく。
瞳のイチゴ大福なんか忘れ、いやすでに自分がコンビニに行った目的すら、頭から飛んでった。
汗だくになった俺は、自分の部屋のドアを開けた。
「大チャンおそーい。。」
そこには俺のベットで寝転び、俺の大好きな漫画…スラムダンクを読んでる瞳。
ハァ何でこんなにのんきなんだ…瞳は。
俺はベットに力なく腰を下ろし、大きくうなだれた。
「ハァ・・・」
「大チャン?イチゴ大福は?」
それどころじゃないよ全く。。
てか、今夜の11時だぞ…普通の女の子ならイチゴ大福なんか食わねーだろ…
「…ない…。売り切れ。」
「えー、んーショック~。。」
人の気も知らないで、人のベットでバタバタと駄々をこねるやつ。。
そんな事でショック受けんな~。
俺のショックなんか・・・
イチゴ大福どころじゃね~んだよぉ…