◇◆センセイは俺の!◆◇
そう、この人は孝信さんといって…
孝兄と親子。
日本、いや世界的に有名な会社の社長さんだ。
まさか柳高の理事長までしてるなんてな。
「あの…理事長?」
「おぅ、中川先生。何かね?
理事長がまさかのイケメンで惚れてしまったかい?」
「え…いや…」
あ~もう、みーちゃんめちゃくちゃ混乱してんじゃん。
「みーちゃん、
孝信さんは孝兄の親父さんだよ。」
「えぇっ!」
そりゃ驚くわな。
孝信さん顔が良くなかったら、ただの変態オヤジだもん。
「孝信さん…いや理事長。」
俺は改まって、理事長と向き合った。
理事長もへらへら笑っていた表情を引き締めた。
「あの…写メも俺達だって認めます、俺達が先生と生徒だけじゃなくて特別な関係にあるのも認めます。」
俺は覚悟できていた。
退学になってもいいと。
でも、
「俺は退学にでもなんでもしてもらってもいいです。…でも、中川先生の処分はなしにして下さい。」