◇◆センセイは俺の!◆◇
俺はまさに幸せってこんな感じなんだと、改めて実感しながらそっとみーちゃんから体を離す。
そして、大事なものをポケットから出す。
小さな石のついたリングが揺れる
ピンクシルバーのネックレス。
そう、あの日…
みーちゃんの誕生日に渡そうと思ってた
ネックレス。
誕生日パーティーの日は、運悪く須藤に邪魔されて渡しそびれたけど…
やっと渡せる時がきた。
俺は留め金を外し、慣れない手つきでみーちゃんにつけてあげた。
長くて綺麗な髪をそっとネックレスの外へ出した。
みーちゃんは不思議そうにネックレスに優しく触れ、俺の顔を見上げた。
照れくさいのを必死に隠し、優しく笑いかける俺。
「なんつーか、俺のもんって証し?」
なんて言っちゃったもんだから、みーちゃんはぽっと赤くなり、周りの女子はキャーキャー言ってる。
「ありがとう…/////。」
嬉しそうに俺を上目遣いで見上げ…はにかみながらそんなことを言うもんだから、
――――――ぎゅっ。。
抱き締めたくなるじゃんか。
「可愛い…美波。」
「す、角クン…みんな見てるっ…/////。」