◇◆センセイは俺の!◆◇
「ちょっとしみるわよ?」
「イタッ」
「もうちょっと我慢して?」
「は、はい…////。。」
「ほら、おわり。さすが男の子♪」
みーちゃんの天使みたいな笑顔にデレデレしてる男子。
こいつみーちゃんにホレてんな。
何か無性に、イラッとした。
俺はそのまま入り口の引き戸を開けて、
「しつれーしましたぁ!」
デカい声でそう言って保健室を出た。
さっさと廊下を歩く俺の後から、瞳が小走りで追いついた。
「大チャンのヤキモチ妬き…♪」
「そんなんじゃねーし。。」
「フフ♪」
「瞳ぃ~~~!!」
「キャハハっ大チャン怒ったぁ~♪」
笑いながら走って逃げる瞳を追いかけながら…図星だったことに恥ずかしくなった。