◇◆センセイは俺の!◆◇
孝幸が店内へ入ってくるなり、周りにいた女性客がほぼみんな、振り返った。
当たり前だよな、孝幸とすれ違って、振り向かない女なんていないからな。
そんな事は全く気にせず、孝幸は俺のとこに来ると……
―――コツン…
「いって~…」
「お前はガキか。すぐふてくされんじゃねぇよ。心配するだろが。」
「だって。」
「課題終わったら、海にでも連れてってやろうと思ってたのによぉ…」
「は!?まじで!?」
「お~まじまじ。…てか、お前…」
一気にテンションが上がった俺の頭をポンとしながら、孝幸はみーちゃんに気づく。
慌ててみーちゃんはペコリ。。
顔真っ赤だし。。
そこまで赤くならなくてもよくない?