◇◆センセイは俺の!◆◇
――――
「あちぃ。。瞳、あちぃ。」
「分かったから黙ってよ~。余計に暑くなるじゃん。」
「あぁ゛~~暑いわーーーー。」
―――バシッ
「イタッ!」
「角、うっさい!つか、暑苦しい!」
「うひょー暑くてもちなチャンのそのサディスティックな目は、震えがつくね。」
「ちょうどいいじゃん。」
何が嬉しくて、こんな暑い日にむわぁ~とする教室で、机に向かってるのか…
「補習だからだよ!」――バシッ…
やべ…声に出してたか俺…。。
ハァ…朦朧とするこの意識のなかで、ちなチャンの一発一発は……かなり効く……。。
無理だ。俺もう無理だ。死ぬ。。
「沢っち~…俺もう死にそう。保健室行っていい?」
「ったく仕方ない、行ってこい。」
「行ってきまーす…」
ガタンと椅子から立ち上がり、だるい体を引きずって…俺は保健室へと向かう。