◇◆センセイは俺の!◆◇



「いざ、出陣!」



「おぅ②…戦にでもどこにでも行け。」



「なぁ孝兄、俺決まってる?」



「決まってる②。」



よし。


結局、孝幸に会場に行く途中で、パーティー仕様に仕立ててもらって、いざパーティー会場へ。



広いパーティー会場に一歩足を踏み入れると、そこはまるで別世界。


なんか偉そうなオッサンとかオバサンがワイン片手に、談笑してる。



思わず、立ちすくむ俺。


すると、前を歩いていた孝幸が振り返って・・・・



「何だぁ、さっきまでの勢いはどうした?緊張してんのか?」



片手ポケットに入れて、余裕な笑みを俺に向けた孝幸。


すげぇな…とけ込んでるよ…孝兄。



「セレブがいっぱい…やべぇって…」



完全にこの場の雰囲気に押され気味ですよ…。


だって俺、普通の高校生だもの。。


・・・人間だもの…。。



「フッ…ほら。旨いもん食いにいくぞ。」


「旨いもん?」


「何せ、ここのホテルの料理は三ツ星だからな。」


「まじ!?やった。」



孝幸のおかげで、ちょっと緊張がほぐれたかも。


てか…



「うまぁ…。。フォアグラ…。。」



料理うめぇ…。。


すっかり緊張が吹っ飛んでしまった俺。




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