◇◆センセイは俺の!◆◇
「塚本さん。」
「あぁお久しぶりですね、須藤さん。」
き、キタァァァーーーーーーーー!!
噂をすれば、何とやらだ。。
孝幸に声をかけてきたのは、俺の今日付いてきた目的…情報収集。
その張本人、須藤 誠。
気に入らないけど、みーちゃんの婚約者。
…認めてないけどな、俺は!
ふん、何だってんだ…そんな高そうなスーツ着ちゃってよ!
似合ってねーよぉーだ!
「この前は、挨拶も出来ず…申し訳なかった。」
「いえ、こちらこそ。」
「つい最近、ロンドンの方から帰られたとお聞きしましたよ。」
「えぇ。」
「立派な経営者になるための…その修行だったと?」
「えぇ…まぁ。それになれたとは思えませんが。」
「いやいや、噂は聞いていますよ。向こうでも大分、活躍されてたと。」
何だよ…何か孝幸に上から目線だし。
孝幸ももっと何か言ってやれよ。
孝幸の後ろから、コソコソと浮気男を観察していると…
「ん…君は…」
げっ…見つかった…。。
孝幸と、社交的会話を交わしていた浮気男が俺に気づいて、話しかけて来やがった!!