◇◆センセイは俺の!◆◇
もうほっとけない
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「ハァ…ハァ…角クン?」
「・・・・」
「ねぇ…角クンっ!」
俺はみーちゃんの手を掴んだまま、走っていた足を止めた。
振り返ると、息を切らしたみーちゃんが困ったような顔で俺を見ていた。
「どうしたの、突然…」
「ごめん…つい…」
「とりあえず、どこか入ろうか。この格好じゃ…目立っちゃうからね。」
「うん…。」
俺はさっきと打って変わって、みーちゃんの後をトボトボとついていった。
何勢いに任せて、みーちゃん連れ出してんだよ俺…
そう。
結局、あのパーティー会場から…無理矢理みーちゃんの手を引いて、連れだした。
行き先も何もなく、ただひたすら走っていた。
今考えれば、めちゃくちゃ迷惑な話だよな…。
勝手に連れ出されて、目立つ格好のまま街を走らされて…
ハァ…まじで俺ってアホだろ…。。
「ほら、角クンは何飲む?」
「ロイヤルミルクティー…。」
「じゃあ…先生は、アールグレイ。」
大人だなぁ…紅茶を種類で言えるなんて…。
そして、とりあえず入ったカフェの席に2人で座った。