恋文〜先生へ綴る想い
私はまた正直に答えた。
「だって、さっきも言いましたけど、先生は私のあこがれの人だからです…」
「え…?」
恥ずかしかったけど、恥じなどもう捨てていた。
「私、ずっと英語が嫌いだったんですけど、先生のおかげで初めて英語を頑張ってみようかなって思えるようになったんです…。だから、これからも先生の側で英語を勉強していきたいっていうか、先生みたいになりたいっていうか…」
ホントは先生と関わりたいだけだったけど、わざとそんな理由をつけると、
「そっか…。そんなことを言ってもらえるなんて、こっちとしても光栄だな」
先生は軽く溜息をついた。
「そこまで言われると、その添削日記…?ホントにやってあげなきゃいけなくなるな」
「えっ、いいんですか…?!」
興奮する私に、しゅーた先生は苦笑いしながらうなずいた。
「そのかわり、ホントに勉強の方も頑張るんだぞ」