恋文〜先生へ綴る想い
「わかってますって…!」
しゅーた先生が交換日記をしてくれるってことは、
これでまた先生の側にいられるってことだよね…?
そうと思ったら、急に元気が出てきた私。
「先生、私お弁当作ってきたんです。一緒に食べませんか?」
そう声をかけると、先生は目をぱちくりさせた。
「何、お前お昼なんて用意してくれたの?」
「はい…!今日のお礼も兼ねてますんで、ぜひ食べてください…!」
先生は「カスが作った弁当なんてちょっと心配だなあ」と言いつつ、不格好なおにぎりをひと口かじった。
「何だ、意外といけるな。こういう場所で食べるせいかな?」
目を細めた先生の隣、
私は心の中でやっぱりESSはやめられないやと思った。
だって、
そうすればきっと、先生の彼女さんより
もっとずっと先生と一緒にいることができるでしょ…?