恋文〜先生へ綴る想い

帰宅後。


〔I want your help for speech contest manuscript.〕



私は交換ノートにスピーチコンテストの原稿書きを手伝ってほしいということを書いた。



〔First, I will write by myself. After that, please check the mistake.


まずは自分で原稿を書くんで、その後間違ってるところを直してくださいね。〕



そう伝えると、翌日先生からは英文の一部訂正とともに、オッケーの返事が返ってきた。



最後にはまた〔Good luck! 〕の文字。




嬉しくなった私は早速原稿の構想を練った。




…けど、


思えば私の人生、ついこないだまでは空っぽ以外の何物でもなく、


何かに夢中になれた話や、人に語れるような武勇伝も浪漫も何もない。




どうしよ。


みんなはどーいうテーマでスピーチをするんだろ…?
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