小悪魔男子

「僕は彼女の優しさと純粋さに惹かれ、いつの間にか目で追うようになっていたんです。

それは彼女も同じだったみたいで


お互いが同じ気持ちだと知った時から僕らは隠れて会うようになりました。


今思うと、本当に軽率でした…。

…いくら気持ちが同じだからと言って、ケジメも付けずに彼女と付き合うなんて。


結局、二人を傷つけていただけなんですよね…。


そして、ホテルから出た所を警察に見つかり、関係が学校に連絡されて

ついに妻にも知られてしまいました。

それでこんな事を…。


…きっと、色んなストレスが重なっていたんです。


それが一気に爆発して事件を起こしてしまった。


そのキッカケを作ったのも、ストレスの原因も


全てが私の責任なんです。


…本当に申し訳ありませんでした」





神楽先生は、また床に頭をつけた。








< 153 / 346 >

この作品をシェア

pagetop