小悪魔男子
「や…大和?
顔真っ赤だよ…?」
「…うるさい…//」
必死に腕で顔を隠そうとする大和。
それを見て、今までにされたイヂワルの仕返しが始めて出来るんじゃないかと思った。
たまにはあたしがイジメても…よくない?
「ねぇねぇ!どーして赤くなったの~?
まさか照れてる!?」
こういうのに慣れていない彼は真っ赤になりながら顔を背けてしまう。
…楽しい…!!
「こっち向いてよ~。
あたしの顔も見られないくらい恥ずかしいのかな?」
ついつい調子に乗ったあたしだったけど
次の瞬間、物凄く後悔する事になった。
「いい加減にしないと…」
「え~?
…キャアッ!!」
ぐるん。身体が反転した。
大和があたしをベッドに引き寄せたからだ。
「…誰が照れてるって?」
「え…えーっと…」
笑顔なのに怖い…ッ!!
「教育が必要かな…?」
何ですか、ソレ!
何を教えるの!? ダレに?
あたしに!?
「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ!!!!
もうしませんから殺さないでッ!!」