小悪魔男子


「…天国に行かせてあげる…♪」


「ふぇ?」



何だソレ。



そう思った瞬間から激しくされる口付け。


「ん゛~~~ッ!!!!」



ここ病院だよ!?何考えてんの!?


仮にも大和は重症なケガ人なんだし!!



でも、それを思うと暴れる事が出来なかった。…だって傷口が開いちゃうかもじゃん?




………嘘です…。大和に流されて、なんだかふわふわして…力が入らなかったんです。





柔らかい彼の唇。嬉しいけど、なんだかいつもより長くない…?






と、思った時だった。




ふにっ





「………?」




今、何か左胸に違和感が…?




ぐにゅッ




「!!!」




あたしは大和を突き飛ばす。








< 162 / 346 >

この作品をシェア

pagetop