小悪魔男子
「…天国に行かせてあげる…♪」
「ふぇ?」
何だソレ。
そう思った瞬間から激しくされる口付け。
「ん゛~~~ッ!!!!」
ここ病院だよ!?何考えてんの!?
仮にも大和は重症なケガ人なんだし!!
でも、それを思うと暴れる事が出来なかった。…だって傷口が開いちゃうかもじゃん?
………嘘です…。大和に流されて、なんだかふわふわして…力が入らなかったんです。
柔らかい彼の唇。嬉しいけど、なんだかいつもより長くない…?
と、思った時だった。
ふにっ
「………?」
今、何か左胸に違和感が…?
ぐにゅッ
「!!!」
あたしは大和を突き飛ばす。