小悪魔男子
「したことないなら
試してみる…?」
”何言ってんの?”
そう言う前に、あたしの唇はふさがれてしまっていた。
「ン…!」
予想も覚悟もしていなかった感触に顔が火照る。
掴まれた腕をふりほどいて逃げようとしたけど、大和の方が力は強かった。
小学生に負けてどーすんだろ…。
何度も角度を変えて交わる唇。
「は…ッ」
なぜだか解らないけど…嫌だと思ったのはほんの一瞬で、気づいたらあたしは抵抗をするのをやめていた。
だって…力 入んないんだもん…