小悪魔男子
はぁ~~~~~~~………。
今日は色々あり過ぎて疲れたよ…。
安藤さんへの想いはさっきあった事で一気に冷めた。そして思う。
あたしは表面でしか安藤さんを見てなかったんだって。
うわべだけしか見てなかった自分に嫌気がさした。
それに…
キスされても全然嬉しくなかったんだ。
…突然終わった恋なのに、なんだか全然悲しくない。
それはきっと大和がいたからだと思う。
でも、
大和にも無理やりキスされてるのに、あの時なんで気持ちいいと思ってしまったんだろう?
その後だって、あたし抵抗してなくない!?
考えれば考えるほど分からなくなって、恥ずかしくなる。
もういいッ!!
ひっくり返って枕に顔を押し付けた時、下からお母さんの声がした。
「ご飯よ~~~!」
もう忘れよう!!そう思った。
だけど。
…その日の夕飯が赤飯だったことは一生忘れないと思う。
「お母さんめッ!!」