小悪魔男子



「おっぱいおっきいね♪」


・・・・・・。



「ぎゃ~~~ッ!!!!!!」




叫びながらブレーキをかけると、耳に響くような音で自転車は止まった。


あたしは鞄で大和の頭を叩いて、自転車から落とす。

「ど…どこ触ってんのよ!!!」


「え、だからおっぱ…」

バン!

「言わなくていい!」


まったくこいつは何回殴らせれば気が済むんだ…。



「あんたね、いくら小学生だからってやっていいことと悪いことの区別くらいつけなさいよ!
そんなんじゃクラスの女子に嫌われるよ!?」


「クラスの女子なんかにこんなことしないよ。

だってまだブラもしてないんじゃん?」


「あんたね…!…もういいっ!先行くから」


あたしは大和を置いて学校へ向かった。




最近の小学生はみんなこうなのか?なんて考えながら。







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