ようこそ、オバケパーティーへ!
そしていよいよ大パーティーの日です。
お日さまが見えなくなった時、オバケたちはドッと街へと繰り出して行きました。
それからしばらく街のあちこちで「キャー!」とか「ウワー!」と聞こえていましたが、
それがやがて「ワハハ!」とか「ウフフ!」に変わってゆきます。
かの子はオバケ屋敷にいましたが、それはそこからでもハッキリ分かりました。
そして一緒にいてくれていたウェイターを連れ、にぎやかになった街の中に向かって行きました。
そこはいつも見なれている街ではありません。
おじいちゃんも、おばあちゃんも。
お父さんも、お母さんも。
お兄さんも、お姉さんも。
小さい子も、大きい子も。
イヌもネコも。
そしてオバケも。
みんなが一つになって笑って、遊んで、歌って、踊っているのです!
もうすっかり夜になり、月と星たちが光りはじめましたが、それはまるでパーティーをさらに楽しく明るくしてくれているようでした。
夜になって、もっと街中はにぎやかになってきたのですから。