Sakura‐桜‐
「書けたか?」

突然大きな瞳が葵に向けられる

どれぐらい見てたのだろう

彼の声で現実に戻った

「え!!えっとまだ……」

慌てて答える私に彼は優しく微笑むと黒板消しを置いてこちらに歩いてくる
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