僕と秘密のペット



2人でスーパーで歩く


椎羅が話さないから何か話題を探していたら




「今日ねぇ……1回家に戻ったんだ」



椎羅が話始めた



おまけに椎羅の家事情は全く話したことがないからビックリしていた




「うん」



せっかく椎羅が話してくれたのであまり刺激しないようにノーリアクションにするよう心かけた




「………私やっぱり卓也の家から学校通っていいかな?」



「いいよ」



「いいのっ!?」



椎羅は僕が"ダメ"と言われると思ったらしくかなり喜んでいた




「いいよ、僕だって椎羅がいなければつまらないし
でも………1回家に帰って最低限の荷物とか取りに帰ってね」



「分かった!!

あ〜〜良かった」




本当は

"でも家の人が心配するから家の人と話なよ"

と言うつもりだった



でも僕は椎羅がいないと僕自身がダメになりそうだった



だから



椎羅にはずっと家にいてほしかった










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