僕と秘密のペット



「入った〜」



さっぱりした椎羅がお風呂から上がってきた



「……卓也

オムライスにケチャップが乗ってるんだけど」




一瞬、椎羅の言っている意味が分からなかった




「……そうだね」



「デミグラスソースじゃないのっ?!」




椎羅は信じられないと言うような顔をしている




「ケチャップも合うから食べてみなよ」





椎羅はまだ信じられないと顔をしていたけど


珍しく僕は強引に食べさせてみた




「どう?」



「……卵がトロトロしてておいしい♪」




誰かが自分の料理を食べてくれるのは嬉しい



誰かと一緒にご飯を食べながら話すのも僕は好きなんだ










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