大輔兄さんとボク
「てめえら・・・!」

瞬時の判断で、タダトシがTVを消したものの、
部屋に転がるパンティとデラべっぴん。

事の次第は二秒でわかるだろう。

「ごめん、そんなつもりじゃ・・・○△×」
タダトシが何かを叫んだが、大輔兄さんは
容赦なく彼を突き飛ばす

「てめえら、○△×・・・!!」
興奮した兄さんが説教をし始めた。

シュンとしてしまったタダトシ&ユーヤ。


だがその時ボクにとって、その部屋は無音と
化していた。

下腹部に味わったことのない、温かみと
違和感がある。



部屋を見渡す。


テーブルに広げられた兄さんの卒業アルバム。
一人の女の子に丸印がつけられ、
「大輔の好きな人」
と書かれてある。
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