からっぽ

もやもや

学校に・・・来たはいいけど・・・。

三田苑空華ってどれ?どこ?

分からん~・・・。

「あっ、恵太君だ~♪はじめまして!!!!空華です★この前は急にメールしてゴメンね。これからも、よろしくね★ぢゃっ!あっ!よかったら今日一緒にお昼食べよー♪」

すごい・・・早口だなぁ・・・。

でも、純粋にかわいいと思う。

栗色で少しカーブのかかったショートヘアに、白い肌。

大きくてパッチリ二重の目に、150センチくらいの身長。

誰が、どう見ても、ほれる。

惚れる要素をたくさん持っている。

そして、俺の好み。

ここで言うことじゃないか。

俺は、今日なんのいじめ?も受けずに昼休みになった。

三田苑空華を探す。

「恵太君!!お弁当食べよう!!!」

誘われた。

「おっおう。」

三田苑空華についていくと、屋上に着いた。

「明日も、ここで食べようね★あっ、そうだ!これから、空のこと空華って呼んでね!!!あと、恵太君のこと恵太って呼んでもいいかな?」

「空華・・・。かわいい名前だな。好きに呼んでくれていいからな~。めぐでも、けいちゃんでも。めぐは恵太はめぐたとも読めるからな!!」

「分かった!!じゃぁ、けいちゃんで!!よろしくね!けいちゃん!」

「おう!よろしくな、空華!」

初めて、女の子を下の名前で呼んだなぁ。

緊張する。

外見はすごくいかつくて、女をとっかえひっかえしてそうだけど

ほんとは付き合った人とかいなくて、何もかもが初めてで、正直どうしていいか分からない。

だから、今も緊張で手に汗がじんわりとにじんでいる。
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