からっぽ

告白

放課後・・・・。

なぜか、授業終わるのが早かった・・・。

あぁ~!緊張するっ!

「け~いちゃんっ♪」

「のわっ!?」

突然、空華が後ろから押してきた。

いつもなら、こんなに驚かないのだが、今さっきまで空華のことを考えていたから、いつも以上に驚いてしまった。

「何そんなに驚いてんの?もしかして、アタシのこと考えてた?」

図星。

空華ってアタシって言うんだ。

「ちっげーよ!お前バカか!」

バレバレの嘘。

「ふ~ん。でさ、話って何?」

空華はたくらむような、変な微笑を浮かべなから、話を変え、熱くなったコンクリートに座った。

俺も続いて座った。

そして、あの話を持ち出す。

「俺!お・・・こ・・・なん・・・・・ど!」

「はぃ?」

風と飛行機とヘリコプターの音が見事に重なって騒音となり、俺の声をかきけした。

緊張がMAXになったと同時に、なぜか、次は絶対!と決心できた。

「俺!お前のこと好きなんだっ!」

言った!言い切った!よく頑張った!俺!

「・・・え? 今・・・なんて?」

空華を見ると両目から、涙が流れていた。

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