KISSKISS-セカンド-

ステージの裏のピリピリと張り詰める緊張感に自分の鼓動も跳ね上がる。


―…指が震えてる。


シェイラの挨拶が終わり名前を呼ばれた。


「出番ですよ!!!」


マネージャーにさっきよりも強く背中を叩かれステージに向かった。


―…青い大きな空を見つめた。


届くかな?


アイツが好きだった俺のピアノ…


シェイラと視線を合わせるとピアノを弾き始めた。


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