KISSKISS-セカンド-

大変だよな…女って奴は…

飯を食い終われば機嫌が良くなるのかと思えばブチ切れたガキ…


怒っている理由を尋ねても"怒っていない!"と言い張る。


―…やっぱりな。


それは確信に変わり部屋に戻ろうとするガキを呼び止めた。


「な…何よ…」


焦った顔で振り向く分かりやすい態度に俺は自信満々に言った。


「アノ日か…」


下を向いてワナワナと震え顔を真っ赤に怒りを剥き出しにすると


「んなワケあるか!!!バカッ!!!!!!!!」


そう怒鳴って部屋を出て行ってしまった。


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