KISSKISS-セカンド-
いつもと違う俺の様子に不思議そうな顔をして首を傾げると、いきなりおでこに手を当てた。


「…熱があるね?顔が変だよ?」


「それも知ってる、顔が変てケンカ売ってんのか?」

高熱で弱ってるのにガキにツッコミを入れてしまう自分が何か悲しい…―


「今日はね?あたしがアンタの看病をしてあげるから♪寝ててよ?」


ガキが妙に嬉しそうに見える。


…―ぜってぇ、楽しんでるよ


人の気も知らないで…―


ガキが用意していた朝飯をテーブルに運んでいるのを見届けて部屋に戻った。


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