KISSKISS-セカンド-

「…なに?」


「お粥…作ったよ?食べる?」

遠慮がちに部屋に入って来ると照れくさそうに聞いた。


…―マジで?


ちょっと小腹も空いていて嬉しかったのに…―

スゲェ何気に嬉しかったのに…

…―何、コレ?


出されたお粥を口に入れると違和感を感じた。


な…何か…甘くねぇ?


「………」


俺に褒められるのを待ってるのかシバかれるのを待っているのか…


ニコニコしながら俺を見ているガキ…


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