KISSKISS-セカンド-
ドアを開けるとガキがニヤニヤしながら笑っていた。

「何を一人で笑ってんだよ…気持ち悪ぃな」


俺の声に驚いた顔をして振り向いた。


「別に…調子は?熱は下がった???」


「おかげ様で」


さっきのお粥のおかげでね…


何となく居心地が悪く感じて咳払いをして椅子に座る。


「寝てなよ…」


俺の体にそっと触れて優しく諭すように呟いた。


何だろなぁ〜…この居心地の悪さ…


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