KISSKISS-セカンド-
二人は同時にこっちを見るとニッコリと微笑んで
「悠斗君なら…歩花のお婿さんに来てもらいたいぐらいだわ♪ね?パパ♪」
「お…お婿さん…そ…そうだね♪ママ♪」
―…納得してない!!
今のは絶対に納得した顔じゃねぇし!!!!
「俺は…こんなデカイ家に住まわせてもらえて給料まで出してもらえるんだから願ったり叶ったりですよ」
それは本心。
お婿さんは勘弁。
「でもねぇ…あの子ってば誰に似たのか警戒心が強い所があるのよ…悠斗君!!初めは猫被って紳士的に頼むわね!!??」
「はぁ…」
紳士的な対応ねぇ…やれるかな?
やるしかねぇよな。