KISSKISS-セカンド-
―…次の日の朝
予定通り、両親二人は俺とガキを残して朝早くに家を出た。
「確か…7時に起こせばいいんだったよな?」
時計は、もうすぐ7時…
今日から世間知らずなお嬢様を鍛え上げられると思うと腕が鳴る。
楽しみが大きければ大きい程…時間は、なかなか進まない。
あと5分…―
あと3分…―
時計の針が7時ちょうどを差すが早いか階段を上り部屋に向かった。
ゆっくりドアを開けて中を覗き込むと、こりゃまた広い部屋に大きなダブルベッド…
こんな贅沢な生活させられてたら性格も歪むはずだよ…
すやすやと眠るガキをバレないように通り過ぎてカーテンに手をかけた。