lost…
同じ専門学校の友達、レミからのメールは私の頭を真っ白にさせた。 


フラッシュバックしたー 
あきらの笑顔が
あたしの頭に焼き付いた あきらの笑顔が 
何度も浮かんでは消えた 

「そうなんだ。」


少しだけ携帯を打つ手が震えていた。 
それだけ打って、送信ボタンを押す。 


心臓のあたりが冷たい。 

レミは何も知らない。親友の彼女にすら、秘めた心の内を言えなかった。 


私がアキラのこと、好きだったってこと。
< 3 / 10 >

この作品をシェア

pagetop