先生とあたしの恋
あっ…
あたしの席
窓側の一番後ろの席。
そこからは、一階の職員室の廊下がよく見える
そして、今、先生の背中が見えた!
先生、どこに行ってるのかな…
思わず先生の背中を目で追ってしまう。
「藤井」
ギクッ!
「次の問題、解いてみろ」
ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!よ!あたし!
先生に夢中で、数学の授業、全然頭に入ってない!
「藤井!どうした?」
「はい。」
仕方なく立ち上がり、教科書を手に取る
そして
キーンコーンカーンコーン♪
チャイムが鳴った!