先生とあたしの恋
そして
車は、藤井の家に
着いた…
キィ……
ブレーキを踏んだ
一緒に、俺の心もブレーキをかけた。
「着いたな。時間は、6:30過ぎか…良かった。間に合ったな。」
先生らしく言った。
「はい。ありがとうございます。楽しかったです。勉強にもなったし。
連れて行ってくれて
ありがとうございました。」
凄く、可愛い笑顔で、笑うんだな…。
「いいえ、それは良かったです。
絵は、完成しそうか?」
「はい♪イメージ、湧いてきました。」
「そうか。それは良かったよ。先生も楽しかった。また、学校でな。」
「はい。ありがとうございます」
そう言って
「じゃあ、失礼します。」
ドアを開ける手を
ガチャン……
握る事ができたら……
ギシ……
どんなに、いいんだろうなぁ~
掴めないよ…俺には
俺は、先生だからな…
掴めないよ
藤井……