先生とあたしの恋
「先生…」

不安な顔で言った。

「じゃあ、藤井、先生、ちょっと出かけてくるけど、何も心配しなくていいからら、今は、自分の体の事を考えなさい。
いいね」


先生は、あたしの隣りに座るとオデコに手を当てて……


「ほら、ヤッパリ、まだ少し熱いな……」


それは、先生が近いから……



オデコに先生の手があるから…



恥ずかしいから、また熱が上がったんだよ……


「姉貴、すぐに帰ってくるから、藤井のこと…」


「大丈夫だから、早く行って、帰ってきなさい。」


「あぁ、行ってきます」


ガチャン…




先生…早く帰ってきてね…




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