先生とあたしの恋

「先生、どこに出かけたんですか?」

「えっ?なんだか、ちょっと用事ができたみたいだから…すぐに、帰ってくるわよ、今は、とにかく、ゆっくり休みなさい……こういう時は、何も考えないで眠る事が一番よ」



「はい。」


優しく声をかけながら、布団をフワッて掛けなおしてくれた……


なんだか、優しい香りがした……



ガチャン


「おかあさん…」


「あら、琉美、おねえちゃん、寝てるから邪魔したらダメよ」


「お子さんですか?」


「そう、琉美っていうの。」


「かわいい……」


「かわいいって、良かったねぇ~琉美。」

「うん。おねえちゃん、ありがとう」

「本当にかわいい。」


< 167 / 423 >

この作品をシェア

pagetop