先生とあたしの恋

「ただいま。」

「あっ、琉美、お父さんよ」

お父さん…


「おとうさぁ~ん」

琉美ちゃんが、お父さんのところに走っていった。


「おぉ~琉美、ただいま」


明るいお父さんの声…

あたしのお父さんのこんな明るい声を聞いたのは


いつだったのか


なんだか思い出せない



あたしがいた……


最近は、ずっと
仕事で疲れて帰ってくるお父さんの顔しか、見たことがない気がする……




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