先生とあたしの恋
「藤井が……好きだ……」
「恭介…あなた…」
「姉貴、俺、彼女と別れてくる。藤井が気がついたら、俺、彼女に別れを告げてくる。
こんな気持ちのまま、アイツと、付き合う訳には、いかないからな…」
「恭介…そんなに、沙織ちゃんの事が…」
「あぁ…大好きだよ……自分でも、信じられないぐらい…好きだよ……」
「だけど、沙織ちゃんは、あなたの……」
「生徒だよ……だから、藤井には言わない。俺の…気持ち…俺の中で、封印するよ。
俺だけの、気持ち、藤井は、知らないから……このまま、知らない方が、いいから…
苦しい想いするの、俺だけでいいから…
教師が、生徒と付き合う訳には、いかないからな…」
「恭介…あなた…そこまで…沙織ちゃんの事を……」